ヤスリ事典
ヤスリの「目」



単目、複目

単 目 複 目

 ヤスリの目は、他の刃物や工具の刃に相当します。 一般にヤスリは複目が多く、鉄工ヤスリと組ヤスリは複目ですが、鉄工ヤスリには単目もあります。
 単目は一方向に平行直線の目で、軸線に対して60〜80度に傾けて切っています。 JIS規定の単目ヤスリは、手引き鋸(のこぎり)の目立てに用いる両刃ヤスリ(刃ヤスリの一種)と製材のこヤスリがあります。
 複目は交わるように二方向に切り、先に切ったほうを下目(しため)、後から切ったほうを上目(うわめ)といいます。 下目は軸線に対して40〜50度に傾けて切り、上目は70〜80度に切ります。 目数は25mmの長さについて決められており、下目の数は上目の数の80〜90%です。 400mm鉄工平形荒目ヤスリの目数は、上目は15、下目は12となっています。

 目数で目の種類が変わり、少ないほうから荒目中目(ちゅうめ)、細目油目と呼びます。 同じ荒目でも、ヤスリの大きさによって目数が異なります。


波目、鬼目

波 目 鬼 目

 波目と鬼目は特殊なヤスリ目です。鬼目はわさび目ともいばら目ともいいます。 これらのヤスリは木、鉛、アルミニウムなどの軟らかいものを削る時に使用します。 また石膏ボードや馬蹄を削ることもあります。



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